北海道へ行ってきました

今更の報告になりますが、ゴールデンウィークに三泊四日で北海道へ行ってきました。

行きと帰りはほぼ移動のみだったので、実質2日間の観光です。

 

観光初日は札幌へ。

以前来たときはタクシーから眺めただけだったのですが、今回は歩いて通ったので時計台に入ってみることに。

趣きのある良い建物なのですが、周りの建物が高くて埋もれてしまいがちだからなのか「日本三大がっかりスポット」と呼ばれてしまっているようです。

元々は札幌農学校敷地内に演武場として建てられたもので、現在とは場所も違い、時計も付いていなかったとか。

内部では時計が動く仕組みを見ることが出来ます。

P1020223s2.bmp

2つのストッパーが交互に歯車に引っかかり、その度に少しずつカチカチと動いていきます。

当たり前ですが、うまいこと出来ています。

これを動かしているのは重りの力だけ。

巻き上げには人の力が必要ですが。

面白くてしばらく見つめてしまいました。

外に出ると馬車がいました。

馬がデカイです。

これが挽曳(ばんえい)馬というやつでしょうか。

一度だけ乗用馬を見たことがありますが、迫力が違います。

子供達が怖がりつつ記念撮影をしていましたが、確かに怖い。

しかし、近寄って見ると意外と可愛げもあります。

もしかして寝ている?

 

その後も狸小路商店街などを観光し、宿泊先の小樽へ。

夕食を食べに行く途中に小樽運河公園を通りました。

今年はゴールデンウィークが丁度桜の時期でした。

とはいえこれでも例年より早いそうです。

京都でも北海道でも桜を見れました、なかなか贅沢です。

公園内にはこの「赤い靴・親子の像」もありました。

スイッチを押すと童謡「赤い靴」のメロディが流れます。

人が少なく静かだったので妙にメロディが響いてしまい、少しびびりました。

その先には小樽運河。

船がどこまでも並んでいます。

撮った後ろ側にもズラーっと。

これだけ並んでいると、さすがに壮観です。

仕事以外にも趣味で乗るのに持っている人もいるのでしょうね。

一斉に動き出したら面白いけど、渋滞は免れなさそう。

 

 

観光2日目は小樽を観光。

堺町通りという観光客向けの店が軒を連ねる通りを歩きました。

オルゴールの専門店や染織アトリエ、北菓楼やルタオといった定番のお菓子の店舗、ミュージアムなどバラエティにも富んでいます。

中でも多いのはガラス製品の店。

どのお土産屋にもガラス製品が置いてあり、専門店も数多くあります。

目当ては北一硝子という会社の醤油差し。

この通りにはこの会社の直営店が何軒も存在します。

しかし、残念なことに欲しい柄の小さいサイズが売り切れでもうありませんでした。

大きいサイズは少し手に余る感じだったので小さいのが欲しかったのですが仕方ありません。

妥協するのもなんか嫌なので、今回は見送ることにしました。

代わりというわけではありませんが、北一硝子のランプを買ってしまいました。

このレトロなフォルムが良い雰囲気を醸し出しています。

ランプ用の灯油が必要でまだ使ってはいませんが、火を点けるのが楽しみです。

小樽駅のホームには電気式のこういったランプが照明として使われています。

いやぁ、凝ってますね。

 

ショーウィンドウに置いてあるものが気になり、ふらっと入った「宇宙(SORA)」という店。

店内には宇宙をテーマにした作品が並んでいました。

ガラスの中に銀河が浮かんでいるような作品がとても綺麗でした。

それも気になったのですが、購入したのはコレです。

サンドピクチャーといって、オーストリアのクラウス・ベッシュさんがつくったものです。

2枚のガラスの間には砂と水と空気。

単純な構造ですが、絶妙なバランスで砂がゆっくりと落ちていきます。

比重や色が違う砂によってだんだんと絵が出来るのです。

出来上がりは毎回違うものになりますが、一番の魅力は砂が落ちていくところです。

砂時計もついつい見つめてしまいますが、これはそれを数段バージョンアップさせたといったところでしょうか。

白黒のものもあったのですが、このオレンジの砂が良いアクセントになっています。

インターネットでも買えるし、小樽ならではというものでもないのですが、実物を見ないとこの面白さはわからないと思います。

 

小樽には小樽焼というのも存在します。

実物は持っていないので、この画像はインターネット上から探してきました。

すごく綺麗な色です。

緑玉織部という釉薬でこういった色を出しているのですが、実はもうこの小樽焼をつくる人がいません。

露店で売っていて、その人から聞いて初めて知りました。

小樽焼というものも知らなかったので、知れた嬉しさと寂しさが同時にやってきたような気分でした。

しかしもったいない、こんなに綺麗なのに後継者がいないとは。

買ってもいないのに紹介したのは、そう強く思ったからです。

日本の伝統工芸はどこも後継者の問題は抱えているようですが、なくならないで欲しいなぁと思う今日この頃です。

 

 

休みはゴロゴロしてばかりでこういうのは久しぶりでした。

そこまで遠出じゃなくても行ってみたいところは色々とあるので、少し頑張ってみようかなと思います。

知らないものを知れるのはやはり楽しいですからね。

北海道も広いですし、まだまだ行ってないところがあるのでまたいずれ行きたいと思います。

小樽でもオルゴールとか気になりつつ手が出なかったのでまたお金があるときに。

そして醤油差しも。

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